先日、私は山崎小学校 PTA 会長として、流山市立小山小学校 PTA を訪問しました。この訪問の目的は、他校の PTA 活動について学び、意見交換を通じて新たなアイデアや取り組みを共有することでした。特に、小山小学校 PTA の峰松会長が行っている革新的な取り組みについて知りたかったからです。
旗振り当番ツール
峰松会長との話の中で特に印象的だったのは「旗振り当番のツール」についてです。山崎小学校では、5カ所ある旗振りポイントに安全指導部の班長さんが適切に人を割り振っていますが、小山小学校ではさらに効率的な方法を取り入れていました。まず、各会員に対してアンケートを実施し、その回答をもとに旗振り当番のスケジュールを自動的に作成するツールを導入しています。一定期間ごと (おおよそ学期単位とおっしゃっていました) に旗振り当番を担うことができるか、どれくらいの頻度で立つことができるか、どのポイントで立ちたいかなどの希望を集め、Google フォームで入力されたデータを Google スプレッドシートに集計します。そして、集計されたデータを旗振り当番ツールに読み込ませて自動で当番表を作成します。これにより、希望者が希望する頻度で担当できるようになっており、合理的かつ公平なシステムが構築されています。
ICT の推進
コミュニケーションツールとして LINE WORKS を導入しているとのことです。LINE WORKS の事例紹介記事にも掲載されているので、詳細はそちらを見るとよくわかります。最近では学校と保護者との連絡手段にも民間のツールを利用するケースが増えてきており、山崎小学校ではマチコミが使われています。かつては連絡網が当たり前でしたが、インターネットとスマートフォンが普及した現代ではこのようなツールは欠かせなくなってきました。
小山小学校の活用事例を伺い、山崎小学校PTAでもツール導入の参考にしたいと思います。
その他さまざまな意見交換
小山小学校は、近年児童数が急増してきている地域にあります。千数百人の児童を抱えている小山小学校と山崎小学校とでは地域的な特徴も規模も異なりますが、子どものための活動とそのやり方はとても参考になるものでした。
野田市内では市P連を通じて他校の単位PTAと繋がりを持つことはありますが、市を超えての意見交換はとても有意義なものだと感じました。今回、このような機会を設けられたのも両校の校長先生、教頭先生のおかげです。そして、何よりも、快く応じてくださった小山小学校PTAのみなさまには感謝申し上げます。