山崎小創立45周年・山りん誕生記念品として定規を制作しました

2024年度、山崎小学校は創立45周年を迎えました。多くの学校では、10年ごとに周年行事を開催することが一般的ですが、そのための費用は会員から集めたPTA会費を積み立てる形で捻出されます。しかし、10年ごとの開催では、学校に在籍するタイミングによって周年行事を経験できない児童が出てしまうという課題がありました。そのため、一部の学校では15周年や25周年などの節目の年に記念品を制作することがあります。

山崎小においても、この考えに基づき、創立45周年を記念した記念品を制作することとしました。

また、今年度は校内でキャラクターデザインと名前を公募し、6年生の児童が描いたキャラクターが「山りん」として選ばれました。この「山りん」は、教職員のTシャツやPTA本部のTシャツなど、さまざまな場面で活用されるようになりました。そこで、今回の記念品は「創立45周年記念」と「山りん誕生記念」を兼ねたものとしました。

原案をベースに作成したデジタルデータ

記念品として定規を選んだ理由

記念品として「定規」を選んだのは、校長先生の提案がきっかけでした。文房具は日常的に使うことができる実用性が高いアイテムであり、比較的単価も抑えられるため、多くの児童に配布しやすいという理由から決定しました。

定規の仕様とデザイン

定規は、筆箱に収まりやすい15センチのものを採用しました。デザイン面では、6年生が描いた「山りん」のキャラクターを忠実にデジタルデータに変換し、印刷の仕上がりにこだわりました。文字入れも施し、記念品としての特別感を大切にしました。

費用とPTAの関わり

定規の制作は業者へ発注し、その費用はPTAの周年積立金から拠出しました。PTA本部では、定規に入れるデザインや文字を作成し、入稿作業を担当しました。

配布対象と方法

この記念品は、全校児童および教職員に配布されました。また、日頃から山崎小学校やPTAに協力してくださる外部の団体、近隣の小中学校にも少量ずつ配布を予定しています。全校集会の場で児童たちに伝えられて配布されました。

児童や教職員の反応

先生方からは「とても良い記念品」と好評をいただきました。また、児童の間でも喜びの声が多く寄せられました。

  • いつもは物を大切にすることが苦手な児童が「これは大事にする!」と言っていた
  • PTA会長の息子は「袋から出さずにずっとしまっておく!」と大事に保管する様子を見せた

このように、子どもたちにとって特別な思い出の品になったことが感じられました。

記念品を通じて伝えたかったこと

今回の定規は、シンプルながらも創立45周年と山りん誕生という2つの記念を刻んだものです。児童たちには、これを大切に使ってもらい、将来ふとした時に見返して、この時の思い出を振り返ってもらえたら嬉しいと思っています。

今後のPTA活動に向けた考え

これまでは、ほぼ全家庭がPTAに加入していたため、会費を安定して集められ、周年積立金を確保することができました。しかし、今後は任意加入が明確になることで会費収入の減少が予想されます。また、児童数 (世帯の母数) の減少もあり、これまでと同様の形で周年積立金を確保し続けることは難しくなるかもしれません。

そのため、「PTAとは何か」「PTAとしてできることは何か」を常に問い続け、その時代に合った活動へと切り替えていくことの重要性を改めて考えさせられました。

今回の記念品制作を通じて、子どもたちが喜んでくれることこそがPTA活動の大きなやりがいであることを改めて実感しました。今後も、子どもたちのために何ができるかを考え、より良いPTA活動を模索していきたいと思います。

投稿者 [会長] 常盤