千葉県P連が日Pを脱退することについての報道とそれに対する県P連の見解

先日、市P連 第1回会長会議: 変化の多い年になりそうという記事でも掲載した毎日新聞の記事について、千葉県PTA連絡協議会 (県P連) から見解を示す文書が公開されました。A4 サイズで2ページにわたる内容となっており、要約すると次のようなことが書かれています。

千葉県PTA連絡協議会は、令和7年3月31日をもって日本PTA全国協議会(日P)を退会し、独立した組織の構築を目指すことを決定した。
退会の主な理由
  • 日Pの会計問題: 令和5年度に明らかになった日Pの会計問題を受け、千葉県Pは日Pに支払う会費の有効性について疑問を抱くようになった。
  • 説明責任の欠如: 千葉県Pは、日Pに対し、会計問題に関する説明を求めましたが、1年間きちんとした説明は得られなかった。
  • 現場重視の活動への転換: 千葉県Pは、子どもたちの安全を守るために、より現場に密着したPTA活動を展開していく必要があると考えた。
今後の展望
  • 独立した組織の構築: 千葉県Pは、独立した組織を構築し、千葉県内のPTA活動をより効果的に支援することを目指す。
  • 関東近県との連携: 千葉県Pは、孤立を避けるために、関東近県との連携を強化し、情報交換などを積極的に行っていく予定。
  • 各単位PTAとの連携強化: 千葉県Pは、各学校単位、市町村単位のPTAとの連携を深め、子どもたちの教育環境改善に向けて取り組んでいく方針。

上位団体である日Pの活動や不明瞭さに疑問を呈し、県P連として総会で議論し、そのうえで脱退を決めたということは、昨今のPTAに関する問題に真摯に向き合っていると捉えることもできると感じました。結局、県P連の理事も輪番制でまわっています。つまり「特に自分が新しいことにチャレンジする必要はなく、自動的に来年は別の人が担当するわけだから前例踏襲の活動をしておけばよい」と考える人が多数だと思っています。しかし、今年度の県P連理事はそこに切り込んでいます。

先日の市P連会長会議でもこの話題はあがっており、今後、市P連としてどうしていくのか、という方針決定にも影響を及ぼしています。私はこれを好機と捉え、できる限りの変革を成し遂げていきたいと考えています。

次回の県P連会議が6月27日に予定されています。この会議への出席者は市P連の会長なのですが、都合がつかないということで代理で私 (常盤) が出席する予定です。会議の様子はまたホームページでお伝えしていきたいと思います。

投稿者 [会長] 常盤