野田市立小中学校PTA連絡協議会 (市P連) では、年に1回「合同研修会」という名の、保護者や教師を対象とした研修会を企画・開催しています。本日、私は市P連副会長1として、待山さんや川畑さんと共に次回の研修会のテーマについて話し合いました。
待山さんは、2年前に私が南部中学校PTAの委員長を務めていた際の会長であり、以来さまざまな場面で協力関係を築いてきました。川畑さんは、今年度の南部小学校PTA会長および市P連会長です。川畑さんとは今年度からのお付き合いではありますが、市P連の活動について多くの議論を重ねてきています。
集まった目的
市P連が毎年企画する研修会では、外部から講師を招いて講演を行っています。この講演は、PTAに加入する保護者や各学校の校長先生を対象に、子育てや教育に関連したテーマで行われます。今年の研修会では、安武信吾氏による「はなちゃんの味噌汁」または竹下和男氏による「弁当の日」をテーマにしてはどうか、という提案が待山さんよりありました。
映画の概要
私と川畑さんは共に映画、両氏のことを詳しく知らなかったため、いくつかの短い動画を拝見し、また説明をしていただきました。
はなちゃんの味噌汁
「はなちゃんの味噌汁」は、安武信吾氏の実話に基づいた感動的なドキュメンタリー映画です。この映画は、安武氏の妻・千恵さんが乳がんと闘いながらも、娘のはなちゃんに対して遺した一つの大切なメッセージを描いています。千恵さんは自分が亡くなる前に、はなちゃんに自立して生きていけるようにと、毎日味噌汁を作る方法を教えます。映画は、千恵さんの死後、はなちゃんがどのように成長し、自分で味噌汁を作るようになり、その過程で家族の絆や千恵さんの愛情を再確認する姿を描いています。
弁当の日
「弁当の日」は、竹下和男氏が香川県の滝宮小学校で始めた教育活動を追ったドキュメンタリー映画です。この活動は、小学生が自分で弁当を作り、それを学校に持ち寄るという取り組みを中心にしています。竹下氏の提唱する「弁当の日」活動は、子どもたちに食育の大切さを教え、自分の食事を自分で準備する力を身につけさせることを目的としています。この映画では、子どもたちが初めて弁当を作る挑戦や、それを通じて親子のコミュニケーションが深まる様子、さらには全国に広がるこの活動の影響などが描かれています。この映画は前述の安武氏が監督を務めました。
議論の内容
今年度の合同研修会の日程は市P連の年間活動計画にてすでに決定されており、12月7日(土)です。つまり、この日程で実現可能なことを考えなければなりません。当初は竹下氏をお招きすることで待山さんが調整をはかってくださいましたが、あいにく12月7日では都合がつかないことがわかりました。さらに、竹下氏は四国、安武氏は九州と地理的にも野田市からは遠いため、移動コスト (時間・交通費) も考慮しなければなりません。
さまざまな意見やアイデアが出る中でひとつのかたちがイメージできてきました。私たちが思い描く理想の開催は「弁当の日を視聴いただいた上で、安武氏に講演で話を聴いていただく」というものです。奇しくも、今年度は野田市こども食堂ネットワーク事務局にて「弁当の日」を無償で上映する計画があります。
この上映会で映画を見ていただき、その上で合同研修会にも来ていただけたら多くのことを感じてもらえるだろう、と考えました。あくまでも、現時点では理想的な流れをこの場で議論しただけで、安武氏との調整、研修会予算、見積もりなど明確にしなければならないことはたくさんあります。しかし私は、待山さんからの提案がきっかけとなり、映画はもちろんのこと両氏の言葉を直接聴きたいと強く思いました。
関連リンク
待山さんより、いくつかのリンクを共有いただきました。いずれも今回私たちも視聴したものです。よろしければぜひ以下の動画やリンク先サイトも見ていただければ幸いです。
子どもが作る弁当の日とは? | 子どもが作る弁当の日 (リンク先に竹下氏の動画あり)
- 令和6年度、市P連の役員は南ブロックが担うことになっており、私 (常盤) は山崎小学校PTA会長と同時に市P連副会長にも就いています。 ↩︎