野田市にお住まいであればよく知られている「あおいそら運動」。私 (会長) も野田市に住むようになり、そしてPTAに携わるようになってからよく耳にするようになりましたし、活動にも関わることもありました。しかし、恥ずかしながら、あおいそら運動の歴史や取り組みについてきちんと把握していませんでした。インターネット上で得られる情報が中心ではありますが、自分の理解のためにも少し調べてみました。
「あおいそら運動」とは
「あおいそら運動」は、野田市で昭和56年から取り組まれている、地域ぐるみで子どもたちの健全育成を目指す市民運動です。「子どもを非行から守る明るい町づくり運動」というスローガンのもと、地域住民、学校、行政、警察、各種団体が協力して、子どもたちの健全な成長を支える環境づくりに取り組んでいます。
名前の由来
「あおいそら運動」という名称の由来は、野田市ホームページや「あおいそら運動推進委員会」のウェブサイトには明記されていません。しかし、以下の資料から、名称の由来を推測することができます。
- 野田市議会議事録
- 「あおいそら運動」に関する新聞記事
- 「あおいそら運動」に関する書籍
これらの資料によると、「あおいそら運動」の名称は、子どもたちが青空の下で伸び伸びと育つことを願って名付けられたとされています。
5つの約束
「あおいそら運動」には、地域住民が日頃から心がけるべき5つの約束があります。
- あいさつをしよう
- おもいやりの心を育てよう
- いけないことをしない勇気を持とう
- そうだんと話し合いの輪を広げよう
- らくなことを考えず元気にがんばろう
「あおいそら」の折句 (アクロスティック) で心がけを示しています。
具体的な活動
「あおいそら運動」では、5つの約束を基に、様々な活動が行われています。
- 子どもたちの健全育成に関する講演会や研修会
- 地域ぐるみの子ども見守り活動
- 子どもたちの非行防止に関する啓発活動
- 子どもたちの健全な成長を支える環境づくりに関する活動
- 地域における世代間交流事業
組織図
この組織図によると、PTAは野田市立小中学校PTA連絡協議会 (市P連) が団体として参加していることがわかります。そして、市P連に属する単Pもまた間接的な関係があるということです。
また、支部も多く野田市内全域を11の支部に分けています。
先生方の歓送迎会
前述のとおり多くの支部がある中、南部地区は南部支部の地域となります。6月8日、あおいそら南部地区の方々が主催する、4校の先生方の歓送迎会が開催されました。この4校は、南部中、南部小、みずき小、山崎小です。各校単Pからは2名ずつ参加しました。
実は、私は前年度に続いて2回目の参加です。前年度は副会長でしたが、当時の会長の代理として出席しました。今年度は会長としての参加です。各学校からは校長先生と教頭先生が参加されていました。あおいそら南部支部事務局の方たちも多く、全体で50名ほどでした。会場はクリアビューホテル、開始時間は17時でした。南部地区から会場までは少々距離があるので、クリアビューホテルのバスによる送迎もありました。バスは梅郷駅発着です。
歓送迎会は1卓8名ほど、全部で6卓です。あおいそら南部支部事務局、教育委員会、校長先生、教頭先生、PTA関係が卓ごとにまとまった席次となっていました。開会の言葉から始まって関係者のあいさつが続き、30分ほど経過したときに乾杯となりました。乾杯後は卓関係なくお酒を注ぎあったり、様々な方と交流する時間が設けられました。
南部支部事務局の方の話によると、南部地区はコロナ禍を除いて毎年歓送迎会を催しているそうです。今回が16回目だとおっしゃっていました。この地域は、あおいそらはもちろん、地域や団体との結束が強い印象を抱きました。先日の山崎小の運動会においても、児童のためにテントを貸していただきました (設営までしてくださったと聞きました)。「あおいそら」という合言葉のもと、人と人とが強いつながりを持っていることを改めて実感した歓送迎会でした。